Profile — 2026 Spring

国境も、言葉も、
心の壁も。
すべての人に届く
医療の形を。

「hearted medicine(やさしい医学)」の実現を目指す医学生。自身の腎障害治療の経験から、予防医療と医療アクセスの重要性を痛感。

外国人住民の医療アクセスの壁を取り払う「CareBridge」の運営や、ケニアでの医療キャンプを通じた性教育の普及など、国内外で「届かない医療」を届けるための活動を展開している。

浜松医科大学 医学部 ISL ケニアプロジェクト 静岡県 浜松市
杉山心寧(ケニア・ナイロビにて、2024年春)
01 / Why

子どものころから、英会話をやっていました。

自己紹介の最初でよく話すのは、「幼少期から英会話をやっていて、国際協力に興味があります」ということ。英語を学んでいくなかで、世界には日本と同じ医療を受けられない場所がたくさんあるんだな、ということを知っていきました。

正直なところ、「医者になりたい」という気持ちと、「国際協力に関わりたい」という気持ちは、自分のなかでずっと並んでいて、どちらを選ぶべきか、みたいな迷いはあまりありませんでした。両方やりたかった、というのが本当のところです。

2024年春のケニアで出会った青年に、そのことを話したら、すごくシンプルに言ってくれました。

「なぜ夢を一つに絞るのか、両方追えばいい。」

— ケニアで出会った青年 / 2024 Spring

当たり前といえば当たり前なのですが、この言葉が自分にはすごく効いて、「ああ、両方やっていいんだ」とあらためて思えるようになりました。まだ学生ですし、全然うまくできないこともたくさんあるのですが、その気持ちを軸に、いまも動いています。

杉山心寧 Profile / 2026
02 / Saw

人生を変える経験でした

2024年の春休みに、国際サービスラーニング(ISL)を通じてケニアのナイロビに約1ヶ月滞在しました。現地でやらせてもらったことは、小学校や地域での性教育・健康教育のワークショップ、巡回型の医療キャンプで診療補助孤児院での診察補助の3つです。

印象的だったのは、現地の方々の「今あるもので、できることを全部やる」という空気でした。日本の病院で当たり前に用意されている薬や道具がない場面も多くて、最初は戸惑うことばかりでしたが、それでも診療は進んでいくし、患者さんは少しずつ元気になっていく。「医療って、こうやって成り立ってるんだな」と、少しずつ肌で分かってきた気がしています。

浜松に戻ってきてから、別のことも気になりはじめました。浜松市には外国から来て暮らしている方がとても多くて、調べてみると約27,000人、市の人口の3.4%にもなるそうです。ケニアで考えていたことと、すごく近い疑問が、自分の街にもあることに気づきました。

≈27,000+
浜松市に暮らす外国人住民(市人口の3.4%)。ブラジル、ペルー、フィリピン、ベトナム ほか。— Hamamatsu City 公表値 (2024)
東アフリカのサバンナ Nairobi / 2024
03 / Doing

見てきたことを、どう次につなげるか。

現在取り組んでいる活動は、大きく3つあります。国際医療の現場で得た学びを、継続的な支援、地域の医療アクセス改善、そして日々の医学の学びへとつなげています。

ケニアでのワークショップ
実施中Main / ISL2024–

ケニア・性教育と医療支援

ケニアでの医療ボランティアを、持続的な教育支援へつなげていきます。

私は2025年3月、ケニアで1ヶ月間の医療ボランティアに従事しました。現地では診療補助に加え、小中学生を対象とした性教育にも取り組みました。正しい知識が届かないために起こる若年妊娠や感染症の課題を目の当たりにし、教育が命を守る防波堤になることを痛感しました。

この活動を一時的なものにせず、持続的な支援体制を築くため、2027年3月に再び現地へ渡航することを決意しました。

現在、再渡航と教育活動のさらなる展開に向けた資金を募っております。国境を越えた医療格差の解消に向け、私の挑戦を後押ししていただけないでしょうか。皆様の温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

浜松の街並み
観察継続Sub / Local在学中

浜松の地域医療・外国人医療

浜松という多文化共生の地で、国籍による医療アクセスの格差を痛感し、活動を始めました。外国人医療の改善は、多様な人材が支え合う日本の未来を守るインフラ構築です。誰もが等しく医療を享受できる社会を目指します。

研究と学びの机
学習中Sub / Study在学中

医学の学びと、国際保健への接続

浜松医科大学の医学部生としての学業が、当然ながら日々のベースです。国際保健(Global Health)や医療人類学、公衆衛生のテキストも読んで、ケニアで感じたことの言語化を少しずつ進めています。

04 / Next

もう一度ケニアへ。そして、その先も。

医学生として、そして一人の人間として、私が目指しているのは「誰もが自分の人生をあきらめなくていい社会」の実現です。

浜松で感じた国籍による医療格差、ケニアの教室で触れた教育の重要性。それらすべてが私の原動力です。ただ診察室で待つだけでなく、自ら仕組みを創り、データやビジネスの力を借りて、国境や文化の壁を軽やかに飛び越えていきたい。2027年のケニア再訪も、その大きな一歩です。

「目の前の人を、その人らしく輝かせる医学を届けたい」
そんな青臭いかもしれない熱意を、知性と行動力で形にしていきます。私の挑戦はまだ始まったばかり。ワクワクする未来を、皆さんと一緒に創っていけたら最高です!

Now / Soon
医師になるための勉強
Mid
国際医療への関わり方の模索と挑戦
Long Run
国際医療と地域医療をつなぐ自分なりの立ち位置
東アフリカに印の付いた世界地図
これまで訪れた場所、そしてこれから向かう場所。Fig. 03
05 / With

一人では見えない景色を、あなたと一緒に

私の活動は、まだ未完成の挑戦ばかりです。些細な気づきやアドバイスが、新しい未来を創るヒントになります。ぜひ、あなたの声を聴かせてください。

A
国際医療・Global Health に関わっている方
研究者、NGO/NPO、医療機関、行政で国際保健や医療アクセスに取り組まれている方。
B
ケニアや東アフリカに縁のある方
現地で活動されている団体、留学・駐在のご経験がある方、教育支援に携わる方。
C
浜松の地域医療・外国人医療の現場の方
医療機関、行政、医療通訳・多言語支援の現場の方。浜松の実情をいちばん知りたいです。
D
同じような関心の学生・若手
国際保健、フィールドワーク、社会課題に関心がある学生・若手。ゆるく情報交換できると嬉しいです。
E
メディア・取材のご相談
活動の紹介、インタビュー、発信のご相談など。気軽にご連絡ください。
Affiliations

いま、こんな場所に所属しています。

静岡大学教育学部附属静岡中学校 卒業
清水東高校 卒業
浜松医科大学 医学部医学科 3年
国際医療保健学会 学生部会 所属 2025.7 – 現在
米国内科学会 日本学生支部 所属 2025.8 – 現在
Contact

まずは、メッセージから。
ちょっとした感想でも、大歓迎です。